1/22礼拝説教より

 「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、
 わたしが示す地に行きなさい。」

(創世記12章1節)

アブラムの出発の物語です。この召命の物語は、神さまの救いの歴史の始まりを語っています。

神様の救いには歴史があります。つまり、神様は救いを必要とする世界と人々の歴史に働いて、救いを必要とする、すなわち、罪に閉ざされ、不信仰に傾いている人間を、そこから召し出して、お立てになり、救いの歴史を開かれました。時間をかけて、愚かな人間の歩みと営みを用いて、
救いのみ業を展開していかれます。
ここに、人間を自由な者として生かしつつ、祝福を回復しようとなさる神様の愛、この世界と私たち人間に対する深い恵みの御心が示されています。


「祝福する」とあります。

祝福とは新しい未来を創造するための神の力です。
過去および現在とは断絶した新しい未来。そのための神の力、神の意志が、祝福です。
人間の全存在を根底から支え生かす力です。神の真実に依り頼む新しい民が造られます。


約束と信仰

アブラハムの物語で綴られる主題です。

約束、それは神がご臨在なさる有り様であると言うことができましょう。約束において、神はアブラムと共におられ、私たちと共にいてくださいます。

信仰、それは信仰は約束に対する応答です。約束によって、私たちに呼び起こされる。それが信仰です。

その信仰は、次のことを受け入れています。約束によって告げ示された未来によって、現在という時が過去のこととされる。今、あることが放棄される。そのような事が起こるのだということを受け入れているということです。

新しい旅立ちです。